【鹿島】土壇場で追い付いて勝ち点1「大きな意味を持つ」レオ・セアラが終盤に貴重な同点ゴール
<明治安田J1:鹿島1-1広島>◇14日◇第20節◇カシマ
首位鹿島アントラーズは、ホームでサンフレッチェ広島と1-1で引き分けた。0-1の後半追加タイムにFWレオ・セアラ(30)が決めて追い付いた。
鹿島は序盤から攻勢を強めたが、前半19分に一瞬の隙を突かれて先制を許した。MF中村草太に自陣右サイドを突破され、クロスをMF東俊希に頭で合わせられた。本拠地カシマスタジアムでは3試合連続1-0の無失点勝利中だったが、4試合ぶりの失点となった。
それでも最後まで猛攻を仕掛け、後半追加タイム2分、左CKをDF植田直通が遠いサイドから頭で折り返し、ゴール前の混戦から最後はレオ・セアラが詰めた。土壇場で追い付いて勝ち点1を得た。
得点ランキング首位独走の今季12点目を決めたレオ・セアラは試合後のインタビューで「内容的に勝てた試合だと思っている。この勝ち点1は今後、大きな意味を持つと信じている」と語った。
鬼木監督も「この内容で負けてしまったら悔しい思いが強かった。勝ち点1ではあるけど、選手の気持ちみたいなものが自分には伝わってきたし、見ている人にも伝わっていたらいいなと思う。そういうゲームだった」と振り返った。