阪神栄枝裕貴(2025年4月1日撮影)

<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-4阪神>◇14日◇楽天モバイルパーク

阪神は延長10回サヨナラ負けで5連敗を喫した。

「3番手捕手」で出場した阪神栄枝裕貴捕手(27)は楽天の攻撃を食い止められなかった。

4-4の9回は制球に苦しむ漆原大晟投手(28)を必死にリード。3四球で2死満塁にされながらホームは死守した。だが、延長10回2死走者なしから3連打を許して、痛恨のサヨナラの幕切れとなった。

栄枝の出場は1日の広島戦以来、今季4試合目(先発1試合)。極端に出番が限られる「3番手捕手」の位置づけで、開幕からベンチに入っている。

この試合は先発した坂本誠志郎(31)が8回に代走を出され、代わって梅野隆太郎(33)が途中出場。その梅野も1点を追う9回1死満塁の大チャンスで代打の切り札・糸原健斗内野手(32)と交代していた。

糸原は四球を選び、土壇場で同点。攻めの采配を繰り返した結果、栄枝に出番が回ってきた。

ベンチに残っていた野手は内野専門の木浪聖也内野手(30)と内外野を守れる高寺望夢内野手(22)だけ。かりに栄枝にアクシデントがあった場合は厳しい状況だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】「第3捕手」の栄枝裕貴 サヨナラピンチ2度目は防げず 過酷な雨中の緊迫場面