【父の日】中日ブライト健太 さまざまな国渡り歩いたガーナ出身父は日本語ペラペラ「すごいこと」

中日ブライト健太（2025年4月6日撮影）

＜父の日企画「父に感謝」＞

6月の第3日曜日、今日15日は「父の日」。ときに厳しく、そして優しく育ててくれた父との思い出、感謝を12球団のプロ野球選手たちが語りました。

　　　◇　　　◇　　　◇

◆中日ブライト健太外野手（26）　父ジョンさん（66）はガーナ出身で、来日前はシリア、ガーナ、エジプトとさまざまな国を渡り歩いてきた。「昔の方が海外の人が日本に来て働くのはなかなか厳しいものがあったと思う」。今のようにスマートフォンの翻訳機能など使えない。言葉の壁もあった。「今ではペラペラ。基本、日本語で話します。すごいことですよね」。父からは13年に公開された映画「42～世界を変えた男」を勧められた。憧れるジャッキー・ロビンソンの実話を元にした物語。黒人初のメジャーリーガーがさまざまな苦境を乗り越える姿が描かれている。「あの映画が僕の原点。ああなりたい」。ブライトもバットでレギュラーの地位へと切り開く。【石橋隆雄】