【オリックス】若月健矢、有言実行のサヨナラ賞初受賞「取らせてくれみたいに伝わってしまった…」

5月20日のオリックス対ロッテ　9回裏オリックス無死、左越えにサヨナラ本塁打を放ち、ナインが待つ本塁に飛び込む若月

オリックス若月健矢捕手（29）が13日、5月度の「スカパー！サヨナラ賞」を初受賞した。「ライバルの（日本ハム）郡司選手かなと思っていましたけど、取れて良かった。取らせてくれみたいな風に伝わってしまったのかなとは思いますけど、本当に取れてうれしいです」とユーモアたっぷりに喜びを語った。

有言実行の受賞だ。5月20日ロッテ戦（京セラドーム大阪）。1－1の9回先頭で左翼へ今季3号サヨナラ弾を放った。興奮冷めやらぬ試合後には「スカパーサヨナラ賞あるじゃないですか。（3、4月度は）郡司選手に取られてしまって、臨時収入がなくなったので、次は選ばれるように頑張ります」と言葉も弾んでいた。

念願の初受賞に「今回はダークホースの野口が劇的なホームラン（5月31日西武戦でサヨナラソロ）で飾りましたので、野口かなとか思ったし。郡司選手も毎回のように決めてますので取れて良かったです」。賞金30万円は「家具を買おうと思います」と笑みを浮かべた。

3月28日の開幕楽天戦（京セラドーム大阪）、4月18日の日本ハム戦（京セラドーム大阪）もサヨナラ打を決め、今季3度目。「サヨナラ男」のイメージが定着した。「これで定着してくれたら、終盤に代打を送られる回数も減ってくるのかなと思いますので」と謙虚に笑った。勝負強さが光る若月が攻守でけん引する。