【日本代表】森保一監督 W杯本大会へ4バック再挑戦に言及「実戦の中でトライしていきたい」
日本代表森保一監督(56)が、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会開幕まで1年となった11日、京都市・漢字ミュージアムで行われた日本サッカー協会(JFA)と日本漢字能力検定協会による「全力蹴球プロジェクト」発表会に出席し、4バックへの再挑戦の可能性に言及した。
従来4バックで戦ってきた森保ジャパンは、昨年6月のW杯アジア2次予選から3バックの布陣に着手。5枚で守り固めてくる相手を想定し、両ウイングMF三笘薫(28=ブライトン)やMF堂安律(26=フライブルク)ら攻撃的な選手を配置して圧倒的な強さを発揮した。10試合で30得点3失点。アジア仕様で効果を発揮することは分かった。ここからは世界の強豪と対峙(たいじ)していくためのチーム作りが必要となる。
W杯本大会まで1年。強豪ぞろいの本大会では日本に対して引いて守る戦術をとるチームも減ることが想定される。その中で4バックで戦うオプションも増やすことで、勝ち進む可能性を高めていく。
森保監督はここからの強化ポイントとして「もちろん全てですけど」と断りつつ「その中でも得点を取るというところのストライカーに出てきてもらう、ストライカーを生かせるようにということと、4バックで今度戦うこともまたオプションで持てるようにと考えた時には、サイドバックの強くて推進力のある選手が必要になってくると思いますので、その2つは強化ポイント」と挙げた。
国内組中心で臨むE-1選手権を終えると、9~11月に6試合の強化試合が控える。9月はメキシコ、米国との対戦が決まっており、「できれば、そうですね、(4バックを)試していきたいと思っています」と明言した。インドネシア戦でも相手の出方次第では4バックにするプランがあったという。「またオプションで持てるように実戦のなかでトライしていきたいとは思います。いつやるかとかは分からないですけど、常に考えています」と明かした。