大谷翔平、パドレスと今季初戦で6戦連続安打 強烈二塁打で点取り合戦ゴングから接戦制す
<パドレス7-8ドジャース>◇9日(日本時間10日)◇ペトコパーク
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕】パドレスとのライバル対決の今季初戦は、ドジャースが接戦を制した。序盤から点を取り合うシーソーゲームは、延長10回にド軍の下位打線がつながった。「1番DH」で出場した大谷翔平投手(30)は、5打数1安打で6試合連続安打。第1打席の二塁打から先制のホームを踏んだ。敵地ペトコパークは観衆4万5678人でチケット完売。注目カード3連戦は初戦から熱戦となった。
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大谷が第1打席で強烈な二塁打を放ち、点取り合戦のゴングを鳴らした。パ軍先発の右腕ピベッタの高め速球を捉え、打球速度111・2マイル(約179キロ)の高速ライナーで右中間を破った。無死二塁とチャンスメーク。3番フリーマンの適時二塁打で先制のホームを踏み両軍譲らないシーソーゲームの口火を切った。
昨年10月の地区シリーズでは、ド軍が3勝2敗でパ軍を撃破。年々、ライバル関係が色濃くなっている。パ軍の本拠地ペトコパークは週明けの月曜日ナイターにもかかわらず、満員の4万5678人。同球場で今や名物となっている「BEAT LA!(LAを倒せ!)」の合唱も響き、注目カードならではの盛り上がりを見せた。
シーズン中の直接対決は13試合。この3連戦を終えると、来週はド軍の本拠地で4連戦を控える。ライバル対決の初戦がいきなり激戦となり、ロバーツ監督は「正直に言えば、決していい試合ではなかった。それでも勝つための糸口を見つけ、必要な時に打ち、必要な時にしっかり投げられた。プレーオフのようだったとは言わないが、熱気があって、楽しい試合だった」と振り返った。