ダルビッシュ有(2025年3月11日撮影)

<ラスベガス-エルパソ>◇14日(日本時間15日)◇ネバダ州ラスベガス

右肘の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているパドレスのダルビッシュ有投手(38)が、復帰に向け傘下3Aエルパソの敵地ラスベガス戦でリハビリ登板した。

初回は先頭を一ゴロ、2人目を二直に打ち取った後、3人目に四球を与え、4番打者にスライダーを左中間へ運ばれ2ランを浴びた。

だが回を追うごとに安定感を増した。2回は先頭に初球スライダーを左前打されるも次打者をカットボールで空振り三振、3人目をシンカーで一塁併殺打に打ち取った。

3回は先頭打者から三ゴロ、三直、遊ゴロと3者凡退。

4回は先頭をカットボールで空振り三振、2人目を初球シンカーで二直、3人目を速球で3球三振に退け、2回途中から8者連続凡退に抑えた。

4回まで51球を投げ、37球がストライク。2安打2失点、1四球4奪三振で、速球は最速95・7マイル(約154キロ)を計測した。

現地メディアによると、パドレスのマイク・シルト監督はダルビッシュの復帰について「登板後の肘の状態を確認して次のステップを決める」としているが、この登板後に何も問題がなければ次の登板でメジャーに復帰する可能性もあると伝えられている。

ダルビッシュは今季がメジャー13年目。ここまで通算282試合に登板(すべて先発)し、110勝88敗、防御率3・58、2007奪三振としている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ダルビッシュ有、パドレス傘下3Aエルパソで登板 初回2ラン被弾も4回2安打2失点、4奪三振