ドジャース対アスレチックス ベンチから戦況を見つめるドジャース佐々木(中央)(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース-アスレチックス>◇14日(日本時間15日)◇ドジャースタジアム

右肩のインピンジメントで15日間の負傷者リスト(IL)入りとなったドジャース佐々木朗希投手(23)が、状況を語った。

今季8試合に登板して1勝1敗の佐々木は、13日(同14日)にIL入りが発表。デーブ・ロバーツ監督(52)は「分かっている限りでは、去年と同じような症状だということ。ここ数週間、違和感を感じていたようだ。ノースローの期間が必要になる」と説明していた。

前回9日(同10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦に先発するも4回5安打5失点、2四球で降板。三振を1つも奪えず、フォーシームの平均球速は94・8マイル(約152・6キロ)だった。

【佐々木の一問一答】

-状態は

「今はノースローなので、状態はそこまで詳しくはわからないんですけど。日に日に、現時点でも良くなってる感じはあります」

-インピンジメントは過去にもあったと

「そうですね。去年の日本でのシーズン中も、1回離脱している時に似たような症状があって。その時の方が状態は悪かったんですけど、今回それが去年のシーズン中に完治しない中で、その名残まではいかないんですけど、そういう感じに近いものがあるのかなと思ってます」

-球速にはどれくらい影響したか

「ここ2試合ぐらいは、ちょっとパフォーマンス的にもなかなか肩の状態もあって、上がってこなかったかなと思うので。もちろん、チーム状況もあって投げ続けたい気持ちもあったんですけど。ただ、パフォーマンスがあれだと、ちょっとさすがに逆に迷惑かかるかなと思ったので、そこは自分から申し出る形となりました」

-肩の痛みは2登板前からか

「痛み自体は2登板前ぐらいからですけど。なんて言うんですかね、動きの悪さというか、しっくりこない感じはあったので。ただ、痛みじゃない分、もちろんある程度は投げられる状態だったので。そこでその期間は投げるようにはしてました」

-肩の影響で球速やコントロールに影響があったのか、それとも別の要素が

「全てがそれに影響してるかどうかわからないですけど、その影響自体はあったかなとは思います」

-リセットできる期間になるか

「そうですね。しっかりもらった時間で完治させて、パフォーマンスも上げて、戻れるように頑張りたいなと思います」

-原因は

「これって確証はないので、これから根気よく向き合っていかないといけない状態にはあります」

-この状況でどんな思いが

「もちろん悔しいですし、チームもケガ人が多い中で僕も離脱してしまって申し訳ないなと」

-復帰のプランは

「画像を撮ってもわかる通り、これっていう、治すための、なんて言うんですかね。原因だったり、そういうものがつかめていないので、そこをまず見つける作業になると思うので、それ次第かなと思います」

-新しい環境での影響は

「それに関しては、僕的にはあんまり関係ないと思ってて。別にこれが日本だろうが、日本の時も実際そうでしたし。登板間隔も別に(中)5日だろうが、6日だろうが、10日だろうが、原因がある以上は起こってしまうことなので。そこに関しては関係ないかなとは思ってます」

-手術はない

「別に悪いところがあるわけではないので、手術っていうのはちょっと(考えていない)。もちろん手術っていうのは、なにか悪いところがあってこうやるものなので、そういった状態ではないです」

-昨季同じような症状があったのは5~6月の離脱か

「そうですね」

-首脳陣からは何か

「しっかり復帰まで、しっかり治して頑張っていこうという感じですね」

-痛みがあるのは投げている時だけか

「特定の動きであります」

◆インピンジメント 衝突という意味で、肩関節を動かす際に骨や筋肉の衝突が起きることなどで痛みが生じるとされる。野球選手の投球障害の一種。股関節などで生じるケースもある。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希、胸中明かす 原因不明に「根気よく向き合っていかないと」「悔しい」/一問一答