川崎F対横浜FC 始球式を務め笑顔を見せる石塚英彦(撮影・足立雅史)

<明治安田J1:川崎F2-1横浜FC>◇14日◇第14節◇U等々力

川崎フロンターレはホーム横浜FC戦に向けてスタジアム周辺でイベント「ハイカロリー祭り」を実施した。

平日ナイターの試合で集客増加を目指し、目を付けたのがスタジアムグルメ。普段よりも大盛のメニューを展開し、サポーターに「ハイカロリー」を存分に楽しんでもらう企画だった。同イベントでは、ヨガやサーフエクササイズ、UNGジャンプ、VR体験スポーツといったカロリー消費のブースも用意し、試合前に「食べる」と「痩せる」をセットに展開した。

クラブのプロモーション部イベントグループ所属の北森達也さんは「食べ物は小さいお子さまから大人まで喜んでいただける。カロリー摂取だけだと体に負担がかかるので、その場で消費してもらおうという流れで今回のイベントになりました」と説明した。試合開始2時間前から多くのサポーターがスタジアム周辺に訪れた。「平日とは思えないくらいお客さんがいらっしゃって土日の感覚です」と目を丸くした。

同じプロモーション部企画グループ所属の大木淳平さんはカロリー消費のVRスポーツ体験ブースを担当した。元フランス代表FWティエリ・アンリ氏や元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏らが出資するイギリスのVRスポーツ事業を展開する企業「REZZIL」と別部署時代につながりのあり、今回のブース出しを打診。子どもから大人まで行列を作って新体験を楽しんだ。大木さんは「認知予防とか視覚の健康・介護予防事業がもとになっています。リハビリなどにも活用できて、欧州ではトップクラブも取り入れていて、これからもコラボレーションしていければ」と今後を見据えた。

「ハイカロリー祭り」にはお笑いコンビ、ホンジャマカの石塚英彦(63)を招待。試合の始球式前にはスペシャルステージで食リポも披露した。ハイカロリーな食事を次々とたいらげて「まいうー」を連発。「寝ている時以外、常におなかは減っている」「背脂と書いて幸せと読む」など名言を言い放ちつつ「川崎フロンターレは勢いありますから、勝ちますよ。頑張って優勝しましょう」などと呼びかけていた。

イベント効果もあり、試合には2万175人が来場。長谷部監督も試合後に「平日ナイターにもかかわらず、2万人を超えるサポーターの方にスタジアムに足運んで、本当にありがたく感じます」と感謝していた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【川崎F】「ハイカロリー祭り」開催 大盛りメニューとVRスポーツ体験ブースなど展開