中日対ヤクルト 8回裏中日2死二塁、井上監督(右から2人目)ブライトの右中間適時三塁打で生還した岡林を笑顔で迎える(撮影・森本幸一)

<中日2-0ヤクルト>◇14日◇バンテリンドーム

中日がヤクルトに連勝し借金2とした。先発涌井秀章投手(38)は6回無失点で今季2勝目。打線は1回に上林誠知外野手(29)の適時三塁打で1点先制。8回には代打ブライト健太外野手(26)が適時三塁打で貴重な追加点を奪った。

試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-1回に上林が先制打

「初回からものすごくいい攻撃ができて、あそこで何点入るんだろうぐらいの気持ちでこっちもいたんですけど。結果的にスミイチになりかけて…。今日初見だという相手ピッチャー(ヤクルト先発アギラ)もどういった形なのかなって。もちろんミーティングはしていたんですけども、ちょっと尻上がりに調子を上げてきたという形にちょっとのまれかけましたよね。それはまた反省材料かなと思います」

-涌井は6回無失点

「彼の今までのやってきた年数とベテランらしい落ち着き。ピンチでも動じない。もちろん彼の場合は動じているのかもうまったく分からないぐらいのポーカーフェースなんですけども。そういったところが彼のいいところであり、そして落ち着いて投げられるっていうところはもう頭が下がります」

-6回の守り。三振ゲッツーが大きかった

「大きかったですね。最後に選択したボールですよね。そこは宇佐見と涌井の意見が一致して、相手バッターの頭に無かったボールが多分投じられたのかな。そしてゲッツーを取れたっていうのは非常に大きかったです」

-8回にブライトが代打で適時三塁打

「今日バンテリンドームが一番盛り上がったのは、なんかこうブライトは元々人気のある選手ですからね。何かことを起こしてくれるんじゃないのかっていう。打率は2割ですけども、それ以上のものがなんかこう、打率以上というかね。お値段以上じゃないですけども。そういったところが彼の持ち味ですからね。そして雰囲気をものすごく明るくしてくれるところも持ってますので。すごく久しぶりに帰ってきましたって言ってましたけど。大きな戦力がまた加わってくれたと思います」

-次カードに向けて

「1戦1戦目の前の試合を。うちは全員野球で本当にベンチもみんなもううるさいって言うぐらい騒ぎ立てて元気のあるベンチですし、そういったものを持ちつつ、そしてみんなでつなぐという。そしてピッチャー陣も継投をみんなで必死になってタスキをつなげるっていう野球を続けていきたいと思います」

-宇佐見の好送球

「あれ、大きかったな。大きかったね」

-肩の方で、他の選手に比べたら

「本人も意識はしてるだろうし。で、まずもって、宇佐見あかんって言ってるわけでなく。その中でも、キャンプ中とかも、昨年からすると、まず木下が昨年より全然放れるようになった。そして宇佐見も、それにライバル心を燃やしつつ、触発されたというか、そういった形でよくなってるっていうのも、感じてはいたん」

-結果的には点にはならなかったが、6回には先頭で代打の大島も出塁した

「昨日の豊橋での(大島の)今シーズン初安打があるからこそのヒットだと思う。はい、洋平(大島)出して、周平(高橋)出して、ヘイヘイコンビでちょっといったらと思ってやったんですけどね。バヤシバヤシがいるなら、ヘイヘイコンビもあってもいいのかなと思いながらで、ちょっと残念ではありましたけどね。周平の三振も残念ではあったけども、なんかそういうようなメンツが、ここで周平を行かせて、ここで洋平を行かせてっていうような形のものが、僕の中でもなんとなくちょっとできつつあるので、僕にとってはプラスかなと思います」

-ブライト選手はああいう場面の方が力を発揮するようなイメージが

「もちろんスタメンを使いつつ代打で使いつつで、俺の中では、さっきも言ったけど、打率こそ低いけど、『ここぞという場面のBK(ブライト健太)』っていうのは思ってるんで。だから今日なんかもちょうどはまったかなって。あいつも自信にしてもらって、これからもまだ100何試合残っている。その中で、そういったピース、1コマになってほしいとは思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督 高橋周平の三振は残念も「(大島)洋平とヘイヘイコンビあっても」/一問一答