ソフトバンク対西武 西武先発の武内(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク1-3西武>◇14日◇みずほペイペイドーム

遅ればせながら西武武内夏暉投手(23)が今季1勝目を挙げた。

初回、連打と四球でいきなり無死満塁。「もう攻めるし、勝負するしかないと」。集中してソフトバンク4番の山川に対し、フルカウントからツーシームで空振り三振に。制球に苦しんだが、結果的に5回1失点。「どんな状況でもピンチで点をやらない意識で投げています」と踏ん張りきった。

昨季のパ新人王左腕は1月に左肘を故障。いわゆる「トミー・ジョン手術」も覚悟したものの、リハビリと2軍戦を経て、シーズン36試合目で1軍登板ができた。この日は最速で149キロも出たが、89球中40球がボール球と課題も明白だった。「(勝利の味は)そこまで良くないですけど、やっぱり自分の力でもっと勝ちたい」。次週も先発予定で、今度こそ。今井、隅田らの強力先発陣に、100%の武内が戻れば盤石だ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】武内夏暉、今季初登板で初勝利「ピンチで失点しないよう意識」制球に苦しむも5回1失点