楽天対ロッテ 来日初勝利を挙げ、妻アリッサさん(中央)、息子のハドソンくん(左)と写真に納まるハワード(撮影・江口和貴)

楽天スペンサー・ハワード投手(28)が来日初登板で初勝利を手にした。ロッテ戦(楽天モバイルパーク)に先発し、7回5安打無四球無失点。「まだまだやることはあるかなと思うんですけど、初めての登板としては上出来だった」。今月の先発陣で7回を投げきったのはハワードが初。妻と子どもが見守る前で記念すべき1勝を挙げた。

助っ人の名にふさわしい快投だった。初回、先頭岡を三ゴロ、続く藤岡を三飛、3番藤原はチェンジアップで空振り三振に仕留めて勢いに乗った。この日一番のピンチだった6回2死一、二塁では、4番ソトを外角スライダーで二ゴロ。味方の好守にも助けられながらゼロを刻んだ。

ガーディアンズからジャイアンツ3Aをへて今季加入した右腕は、先発ローテーション入りが内定も、開幕直前に腰の張りを訴えて離脱。1カ月半遅れの“開幕”だったが、本拠地仙台で満点デビューを飾った。大声援にも後押しされ「もう止まらない感じがして、ずっと応援してもらって本当に気持ちが良かった」と感謝した。

この日は最速153キロの直球にスライダーやチェンジアップを交えた。ストライク先行でテンポ良く相手打線を封じた。「願わくば160キロを100球投げられるようなピッチャーになりたいなと思ってるんですけど」とジョークを交えながら、初勝利の喜びに浸った。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】7回無失点で初登板初勝利のハワード「願わくば160キロを100球投げられるように」