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一般財団法人「スポーツエコシステム推進協議会」は14日、24年に日本居住者が海外スポーツベッティングサイトを利用して賭けている推計金額が約6兆4503億円となったと発表した。このうち日本の居住者が海外スポーツに賭けた金額は約5兆4319億円、日本のスポーツに賭けた金額は約1兆183億円だった。

日本国内のスポーツで、賭けの対象となった競技の金額内訳も発表された。プロ野球が最も多額で約5281億円。2位がサッカー(Jリーグ、天皇杯など)で約3334億円、3位がバスケットボール(Bリーグ、天皇杯、Wリーグ)で約869億円、4位がテニスで439億円、5位がバレーボールで163億5000万円だった。

同協議会は、海外スポーツプロバイダー(接続業者)等を通じて独自の調査を行い、金額を推計した。

また、海外サービスを利用し、日本のスポーツに対して賭けられた金額の総計は約4兆9112億円と推計された。このうち、海外居住者が賭けた金額は約3兆8928億円、日本居住者が賭けた金額は1兆183億円だった。

こちらのスポーツ別の内訳は、サッカーが1位で約2兆8534億円、野球が2位の約8829億円、3位がバスケットボールの5223億円だった。

賭けられた金額の国別シェアでは、サッカーは中国から61%、日本から12%、インドネシアから7%だった。野球は日本からが60%、中国から18%、米国から11%、韓国から8%、台湾から3%だった。

3月には警視庁がオンラインカジノ利用経験者が国内で約337万人おり、年間賭け金総額は約1兆2000億円と推計されるとの実態調査結果を公表していた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 日本から海外スポーツ賭博は6兆4503億円、海外から日本対象は4兆9112億円と推計