DeNA対阪神 2回表阪神無死、二塁打を放つ近本(撮影・井上学)

<DeNA2-4阪神>◇24日◇横浜

阪神近本光司外野手(30)が今季2度目の4安打と打ちまくった。3回1死の第2打席で、DeNA先発大貫のスライダーを左翼線へ運び二塁打とすると、5回2死で高めのスライダーを逃さず中前打。そして7回2死から、2番手森原の初球の直球をとらえた。

「結果的に2アウトからの逆転だったので、チームとしてもいい流れだったんじゃないですか」。左翼へ二塁打を放ち、続く中野の左前打でホームイン。逆転のイニングの口火を切ると、さらに9回2死で迎えた最終打席でも、3番手宮城の直球をはじき返し左前打。「自分のやりたいことができたと思う」とうなずく固め打ちとなった。

これで安打数は、リーグトップの巨人吉川に1本差に迫る29本。快音とともに快足も好調だ。5回には二盗を成功させ、4戦連続の盗塁。リーグトップに並ぶ5盗塁とした。「作戦というところもあるので、走ってほしいという場面でしっかり走れるように準備したい」とまだまだ積み重ねる。

この日、球団OBの小山正明さんが亡くなったことが明らかになった。球団創設90周年の節目で寂しいニュース。「タイガースとしても大事な1年ですし、いい成績で終われるようにみんなで戦いたい」。戦う遺志をしっかり受け継ぐ。【磯綾乃】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】打ちまくり近本光司、今季2度目4安打「やりたいことができた」走りまくり4戦連続盗塁