久保建英に対するラフプレーを現地紙非難「何度ファウルを受けなければならないのか?」
レアル・ソシエダードの地元紙が「相手がイエローカードをもらうまで何度ファウルを受けなければならないのか?」と、アラベス戦で先発した日本代表MF久保建英(23)に対する相手のラフプレーを非難した。
Rソシエダードは23日にアウェーで行われたスペインリーグ第33節で、降格圏内に沈む18位アラベスと対戦した。欧州カップ戦の出場権を獲得するために勝利が必須だったが、攻撃の形を作れずに枠内シュート0本に終わり、0-1の敗北を喫してここ3試合勝利なしとなった。
3試合連続で先発した久保は厳しいマークを受ける中、前半37分にペナルティーエリア外からシュートを打つもDFにブロックされ、後半15分のシュートはわずかに枠外。相手にリードを許していた後半20分に交代するも、試合後に今季8度目のマッチMVPに選出された。
クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について「相手がイエローカードをもらうまで何度ファウルを受けなければならないのか?アラベスが罰せられることなく、久保に対してハードなファウルを犯していたのは信じられないことだ。スペースを得た際、セルヒオ・ゴメスがシュートを打った時の右足のクロスと、枠を捉えられなかったペナルティーエリア外からのシュートで、2度チャンスを作った」と寸評し、2点(最高5点)をつけた。
同紙はジョン・マルティンをチームMVPに選出し、3点と採点した。ベッカーが3点で並び、レミーロ、アランブル、ブライス・メンデス、セルヒオ・ゴメス、エルストンド、スチッチ、オスカルソンが久保と同じ2点。続いてパチェコ、ハビ・ロペス、スビメンディ、パブロ・マリン、オヤルサバルが1点、マリエスクレナは採点なしとなった。
Rソシエダードのスペインリーグ成績は33試合12勝6分け15敗の勝ち点42で9位。久保の成績は31試合(先発22試合)、1985分出場、5得点0アシストとなっている。
Rソシエダードはこの後、5月4日にホームで行われるスペインリーグ第34節で、欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位につける好調のビルバオとバスクダービーを戦う。(高橋智行通信員)