ソフトバンク対オリックス インタビューに応じる上沢直之(撮影・林敢治)

<ソフトバンク6-2オリックス>◇22日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンク上沢直之投手(31)が2勝目をゲットした。首位の好調オリックス打線相手に6回97球を投げ、散発4安打2失点。「内容的にはよくなかったけど、(味方打線が)先に点を取ってくれたので、そのおかげで勝てました」と感謝した。2点リードの3回には先頭への四球と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、1番広岡を三ゴロ併殺打。続く西川を三邪飛に仕留めた。失点は2発のソロにとどめた。連打を許しての失点ではなかっただけに「切り替えることができた」と、3回以降は走者をためることはなかった。

多彩な球種は投球の幅を持たせた。「使えないボール(球種)は他のボール(球種)で補うことができたと思う」。打率4割を超す太田には4回に1発を浴びたが、5回の第3打席はカウント2-2からあえてストライクゾーンへのフォークボールで見逃し三振に斬った。対オリックスは12連勝期間も含めて通算21勝8敗。2年ぶりの対戦でも好相性は変わらなかった。

チームにとって今季の本拠地2勝目。いずれも上沢が白星を運んできた。それでも新加入の右腕に満足感はない。「もっと長いイニングを投げないと。6回で代わっていてはダメ」。自省を込めて少しばかり笑顔は封印した。【佐竹英治】

▽ソフトバンク海野(4回2死一、二塁で左前適時打。約2週間ぶりの打点)「2アウトからヒットでつないでもらったチャンスを絶対に生かそうと思いました。初球から積極的にスイングを仕掛け、いい結果につながってくれてよかった」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】2年ぶりでも好相性 上沢直之6回2失点2勝目「切り替え」2被弾も連打許さず