【ヤクルト】2年で“借金18”のマツダで完敗 高津監督、先発石川は「勝負できる球なかった」
<広島7-1ヤクルト>◇23日◇マツダスタジアム
ヤクルトが鬼門マツダスタジアムで首位広島に完敗し、借金は4となった。
前日の雨天中止からスライド登板した石川雅規投手(45)が、1回0/3を7安打6失点でKOされた。初回は1死一、三塁から末包、ファビアン、堂林と3連続適時打を献上して4失点。2回は先頭から3連打を浴び、ベテラン左腕は無念の降板となった。
序盤で主導権を失い、打線も広島先発の大瀬良を仕留められなかった。3回は2死満塁と攻めるも、オスナが中飛に倒れ、反撃ののろしを上げられなかった。5回は2死二、三塁で茂木が捉えた打球を放つも、遊撃・矢野の好守備に阻まれた。7回は2死三塁から西川が中前適時打を放ったが、2回までの6失点が最後まで重かった。
マツダスタジアムでは試合前の時点で、2年間で“借金18”と相性の悪い場所だった。昨季は2勝10敗、23年は1勝11敗1分けと大きく負け越していた。前日22日は雨天中止となり、今季のマツダスタジアム初戦だったが、首位広島の勢いに屈した。
石川の投球に、高津監督は「勝負にならなかったね。勝負できる球がなかったというか。(捕手の)中村悠も苦労したと思います」。1得点と沈黙した打線については「長打も少なく、一番は得点圏での差だと思う。今日に関しても、向こうは長打もたくさん出て、得点圏で1本が出ている。そこの差はある。全体的に今、打線がイマイチなので、それは上げていかないといけない」と話した。