イチロー氏が米野球殿堂入り会見で着ていた、野球ボールがドアノブのTシャツ発売へ
マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が米野球殿堂入り会見で着用していたTシャツが6月20日から発売されると24日、ユニクロが発表した。
野球のボールがノブとして付いているドアが描かれ、イチロー氏がデザインした。「好きなものとか、夢中になれることを見つけて、その扉を開いて、飛び込んでいってほしい」という願いが込められている。
価格は1500円で、チャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」の一環として利益は寄付される。
Tシャツの販売決定につき、イチロー氏がインタビューに答えた。主な一問一答えは以下の通り。
-Tシャツのデザイン込められた思いは
これは、自分が好きなものとか、夢中になれることを見つけて、その扉を開いて、飛び込んでいってほしいと。その先には、きっとこう、なんか楽しい未来が待っている。断言はできないんだけど、それをしない限り、なんか生まれないんじゃないか。だから、まず好きなもの、夢中になれることを見つけてほしい。見つけたら、その先に1歩進んでほしい。そういうメッセージが込められています。
-それが扉のデザインか
そうです。このドアノブの部分が野球のボールになっていて、しかも立体的になっていて、すごくかわいいんですけど。(デザインを考える中で)多くの人が知っている僕のイメージは、やっぱり野球だよなと。じゃあ、野球にまつわる、関わる野球のイメージが湧くデザインで、何かできないかなというのが、きっかけだったんです。
-他にも何かデザイン候補は
いくつかありました。ボールがキャンディになっているものとか。そのメッセージとしては、もうなめたいぐらい好きだというね。めでる感じというのかな、そういうイメージもあったり。今回のものとは違うドアで、ここにオープンって書いてあるものとか。それは直接的なメッセージになりすぎじゃないかなというのもあって、最もシンプルなものを選びました。
-過去にもいろいろなTシャツを着ているシーンをよく見た。Tシャツは好きか
Tシャツ、大好きです。面白いもんね。なんかメッセージを送れるというか、自分、個性が出るというかね。その人が出るものだと思うので、まあ、ユーモアもそこに加えられるし、面白いですね。
-野球殿堂入りの記者会見というフォーマルな場にもこのTシャツを着ていた
これを着て、上にジャケットを羽織っていたんですけど。あの時に、なぜ、このTシャツを着ていたかというと、まあ、殿堂入りが決まって、自分の過去を振り返ったときに、結局、僕はこの扉を開け続けたというか、その先に殿堂入りという結果が待っていたので、そういうメッセージも込めています。自分の思いが、あの会見では入っていて。それに気づいてくれたので、記者さんが。すごいなと思いました。