【とっておきメモ】楽天・浅村栄斗、高校時代はショートの守備でもチームメートの信頼が厚かった
<とっておきメモ>
<日本ハム2-4楽天>◇22日◇エスコンフィールド
大阪桐蔭で同期だった楽天浅村栄斗内野手(34)に負けじと現役を続ける右腕がいる。社会人野球ホンダの福島由登投手(34)だ。08年夏の甲子園で優勝投手となり、青学大を経て現在はホンダでコーチ兼選手としてプレー。「浅村が頑張ってるから頑張ろうという気持ちはあります」。高校の同期で現役は自身と浅村の2人だけだという。「もう1回、日本一になるのが今のモチベーションです」と都市対抗で20年以来5年ぶりの頂点を目指す。
プロでは打撃の印象が強い浅村だが、高校時代は守備でもチームメートの信頼が厚かった。「僕も何回も助けられた。ショートの浅村のとこに打たせておけば間違いない、絶対にアウトを取ってくれると思って投げてました」と回想する。
楽天の試合ダイジェストを見たり、新聞などで浅村の成績をチェックするのが福島の日課だという。「今も刺激をもらってますし、今日は打ってるかなとか結果を一番気にしてます」と笑う。「ずっと一線でバリバリやってほしいし、けがせずに僕が頑張る要因の1つであってほしいです。引退するときは絶対に試合を見に行きたいですね」。プロで活躍する仲間の存在は唯一無二の活力だ。【楽天担当=山田愛斗】