阪神対中日 室内練習を確認する中日井上監督(撮影・上山淳一)

<阪神-中日>◇13日◇甲子園

中日にとって今季初めての雨天中止となった。阪神の先発が左腕門別だったこともあり、ブライト健太外野手(25)をプロ4年目で初の3番に起用したが幻となった。井上一樹監督(53)の試合中止後の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-ブライトを3番起用予定だった

「今日はそろそろ頭で使いたいなという矢先で、ちょうど門別だったし、いいんじゃないのって。彼への期待というのは、よく俺がユーティリティーという言葉を使うけど、あいつは代打でも向いているし、1打席じゃもったいないなっていう気もあるし。中田翔もそれはあるだろうね。たまにスタメンで使ったり、代打で送ったりというのをある意味植え付けておきたい」

-4番細川の前後を打つ候補は

「ボスラーと、時には上林、ブライト、翔(中田)。これと決めていくレギュラー固定というものをまだつくれていないから、そこは考えながらやっていくしかないかな」

-雨天中止の受け止め

「面白おかしく言うなら、『周平(高橋)が疲れているから恵みの雨』だな。1試合で(体が)バリバリっておかしいやろ。でも気が張った試合はあいつも久しぶりにやっただろうし。もちろん今日も勢いに乗ってやりたかった部分だけど、こちらの材料としてはこれ以上けが人を出したくないというのがある」

-救援陣にも負担がかかっていた

「仮に今日やったとしても、救援陣は1日あれば、うちの連中はタフガイばかりだから大丈夫」

-5カードで1巡、相手の印象は

「受け継がれている球団のイメージはそれなりに踏襲されている感じはある。俺は新人だけに、対戦するのは初めてだから探られているなという意識はある」

-12日の8回はマルテが投げた

「そこも、ガチッと俺の中では決めていない。何で俺ここで投げさせてくれないんだよっていうことがないように、そこはピッチングコーチだけじゃなくて、俺の方からもコミュニケーションを取ってやりたい」

-まだカード勝ち越しがない

「それがないよね、今のところ。胸を張れる材料は何もないけども、一応うちは借金を抱えてはいるけども、3タテを食らっていないというところは、今年一番意識している部分なので。逆に言えば早めに勝ち越しをしたいなと思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督「一番意識しているのは…」雨天中止で5カード連続勝ち越しなしも前向き