阪神対中日 2回表中日2死三塁、左翼手前川は岡林の打球を好捕する(撮影・上山淳一)

<阪神2-3中日>◇12日◇甲子園

阪神前川右京外野手(21)が守備の師匠に“恩返し”をした。0-1の2回2死三塁。岡林の左中間への飛球を必死に打球を追い、ダイビングしてダイレクト捕球。えびぞりになりながら、ボールを離さなかった。失点を防ぐ好守を「なんとしても捕りたかった。捕れてよかった」と振り返った。今年1月、同郷三重の岡林に依頼して合同自主トレ。ゴールデングラブ賞3度の名手に課題の守備を教わっていた。

バットも乗ってきた。6回に右翼線二塁打。2点を追う9回無死一塁では、望みをつなぐ遊撃内野安打を放った。決勝二塁打を放った前日に続くマルチ安打と、当たりが出ている。「(9回は)本当に何とかという感じで、結果ヒットになって、つながって良かったです。昨日の今日だし、2打席凡退してから3、4打席目に2本出たので、そこは良かったと思います」とホッとしていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】前川右京が望みつなぐ9回執念打などで連続マルチ「本当に何とかという感じで」