キケ・ヘルナンデス、東京ドームは「パーティーのよう」ロハス「伝統のある球場」/一問一答
<カブス-ドジャース>◇18日◇東京ドーム
ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手(33)とミゲル・ロハス内野手(35)が記者会見に臨み、開幕戦への意気込みを語った。「6番左翼」でスタメン出場のキケ・ヘルナンデスは、サッカー日本代表のユニホームで登場し笑いを誘った。ロハスは体調不良で欠場するムーキー・ベッツ内野手(32)に代わり、「8番遊撃」で出場する。キケ・ヘルナンデスとロハスの一問一答は以下の通り。
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-キケ選手へ、いつスタメンと言われた
昨晩、スタメンで出ると聞きました。ドジャースと契約して、日本で開幕することが決まった時、今永投手と対戦するだろうとは思ってましたので。スタメンで出る確立が高くなるとは思ってました。実は2018年、MLBオールスターゲームの時に東京ドームで実はプレーしていて、すごく良い経験をしたんですけど。今回の開幕戦はすごくエキサイティングな、楽しい雰囲気になると思うので、楽しみしています。
-ロハス選手へ。スプリングトレーニングではベッツとショートの練習。今回、体調不良のベッツの代わりにスタメン出場になる
2023年も実はユーティリティー選手として迎えると言われましたけども。(主力選手の)ケガとかでスタメン、ショートで出たんですけども、今年もそういう同じ形で出る。もちろん個人的にはもうショートとして、自分の中で万全な状態でしっかりと準備をするっていうのは、毎年心がけていることで。もちろんムーキー・ベッツ選手が体調が良くなって、なるべく早く復帰してもらいたいという気持ちはありますけども。今はカバーするという形になりますが、今日は頑張って仕事をして、活躍したいと思います。
-おふたりに、日本のファンと東京ドームの印象は
キケ 素晴らしい雰囲気で、ピッチングの時はすごい静かで、バッティングの時はパーティーのような雰囲気っていうのは、僕は個人的に好きなパーティーです。
ロハス 東京ドームはすごく歴史がある、伝統のある球場っていうのはよく知ってることで。ベネズエラ人としてここでプレーできるっていうのはすごく光栄なことで、過去にもアレックス・ラミレス選手がここでプレーしたっていうのは知っているので、ベネズエラの国を代表して、今日東京ドームでプレーできるっていうのは、僕にとってはすごいエキサイティングなことです。
-大谷と山本、佐々木が主催した夕食会について。雰囲気と彼らから何か話は
ロハス 素晴らしい経験でした。日本人3人の選手は別に何か言ったことはないですけども、やっぱり行動で示してくれたっていうことがすごく心に響いて。もちろん全選手、通訳の方もいましたので、すごくいい雰囲気で素晴らしい時間を過ごせました。
キケ まずはもう食べ物が、もう日本に来てから一番おいしい食べ物を食べられました。チームの和をすごく深める大切な時間だったと思うので、そういう時間をこの日本で過ごせたっていうのはすごく大きかったですし、通訳のウィルさんも食事中にナレーターみたいな、MCみたいなお仕事もしてたので、素晴らしい雰囲気でした。
-キケ選手へ。今着ているサッカーのユニホームは
さっき日本代表チームのトライアウトを受けて、見事に受かりました。冗談です。アディダスと契約していて、アディダスの担当者がボストン(レッドソックス)の時の(同僚の)沢村投手と知り合いで、その経由で今回こういういろんなギフトをもらったんですけども、その中にこのようなギフトがあった。
-キケ選手へ。巨人の岡本と過去にプレーした経験があり、先日再会した
岡本選手とは18、19歳ごろの時にプレーする機会があって、その時からいろいろ岡本選手のプレーを見ることができて。2018年にもまた、お会いする機会もあって。今回こういう機会を得て、またその相手として対戦しましたけども、実はその(岡本が)フライを打った時に、少しボールを落とそうかなと思ったぐらい、やっぱりフィールドであいさつしたかったので。そうやってわざとエラーをして、出塁させてあいさつするっていう機会をつくろうとしました。けども、やっぱりすごく印象に残ったのが、先ほど(東京ドームの)壁に岡本選手が巨人のレジェンドと並んでるっていうところを見られたっていうのが、僕にとっては何か縁があるのかなとは思いました。
-2人は南米出身。日本の応援はラテンと違うか
ロハス ラテンはその応援の仕方、ウインターボールで経験している応援の仕方と、日本の応援の仕方っていうのは多少違いはありますけども、その熱意という面ではすごく似ているところがあるのかなと思います。アメリカとは全然違いますね。
キケ ラテンの文化と日本の文化は、結構違う要素がいっぱいありますけども。そういうファンの熱意とか応援の仕方っていう面では、すごく似ている部分があるとは思う。WBCでプレーしましたし、ワールドシリーズも4回プレーした中で、すごく似ているような雰囲気を感じてます。
-ロハス選手へ、24歳パヘスの活躍は
パヘス選手の成長っていうのは、もう実は去年のスプリングトレーニングから始まっていて。スプリングトレーニングは素晴らしい結果を残していい印象を与えたので。もちろんシーズンを通して成績を残して、NLCSで大活躍したっていうのを見て、すごくうれしい部分もありますし。僕たちだけではなくてテオスカー・ヘルナンデス選手や、コーチの指導もあり大きく成長したので。去年のそういう経験を踏まえて、今年のシーズンの準備をしたっていうのはすごくいいことなのかなと。
-キケ選手へ、守備の時は球場が静かになるが
今日の試合の雰囲気はもう1回から9回まで、すごく歓声がいっぱいある雰囲気でプレーしたいです。もちろんピッチングの時は静かっていうのは知っていますけども、大谷選手が打席に回って、スイングするたびにその歓声が出てくるっていうのはすごく印象に残ったので。それが今日、1回から9回までファンの反応がそうであるのが楽しみです。
-キケ選手へ、海外での開幕は2回目。アメリカに戻ってのシーズンでのポイントは
去年韓国で開幕を迎えて、またアメリカで開幕を迎えるという経験を去年はしましたので。そういう意味では、今年はどういう経験、どういう体の反応が起きるかというのは想像できると。去年ちょっと調整しづらかったのは、またアメリカに戻って、スプリングトレーニングの試合を3試合して、また開幕を迎える。それプラスやっぱり時差ボケっていうのがすごく個人的には違和感を感じてました。今回はフィールド外で何も問題が起きないよう願ってまし。そういう意味では今年の方が調整できるのかなと思います。今回は人工芝でプレーして、またアメリカに戻って天然芝でプレーするっていう要素もありますので、そこも気を付けながらプレーしたいと思います。