西武対広島 交代を伝える広島新井監督(撮影・滝沢徹郎)

<オープン戦:西武6-0広島>◇18日◇ベルーナドーム

広島は投打ともに振るわず、完封負けを喫した。

先発した常広羽也斗投手(23)は5回を7安打3四死球2失点。なんとか試合は作ったが、開幕ローテ入り当確は持ち越しとなった。打線は1番起用した二俣翔一内野手(22)が2安打も西武投手陣の前に散発5安打に終わった。新井貴浩監督(48)の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-常広の投球は

「ちょっとストライクを取るのに苦労していたよね。来週ファームで投げるのを見てからかな」

-明日、明後日はファームで玉村、ドミンゲスが投げる。その2人もチェックして総合的に判断か

「そうやね。そうなってくるね。その通りでございます」

-常広は2失点で粘ったというよりは内容が厳しかった印象か

「そうそう。そんな感じ。失点は2点だけどね。ちょっとストライクを取るのに苦労していたよね。本人がその辺りは分かっていると思うけどね。まあ来週、ファームの方でもう1回投げるので、そんな感じかな」

-1番二俣、5番秋山の打線はシーズンを想定してのモノか

「ざっくりね。ざっくりというか。うーん、でもまだそこは本当に決まってない。中心は今日みたいな感じでいきたいなというのはあるけど、全体的にはまだ決まってない」

-去年は序盤から秋山が1番。今日は二俣が1番起用された。選択肢としてあり得るのか

「あり得るよね。なので、そこは開幕してからも固定っていうのはできないと思うから、その都度どういう風にしたら打線がつながるのかなというのを考えてになると思うので」

-1番二俣のメリットは

「パンチ力もあるしね、まあ何も考えずにと言ったらあれだけど、1番だと自分の打席にフォーカスできるから、いろんなことを考えなくてもいい打順だと思うから、その辺りもいいのかなと思いながら。これでも、もしかしたら他の打順もあることだから、固定はできないから、という感じやね」

-5番秋山もシーズンで選択肢としてあるのか

「ある。それはある。あそこ(5番)で左を挟みたいから。両外国人のところ(間)ね。それはやっぱり向こうの継投をしにくくさせるためとか、いろんな考えがあるね」

-野間が1軍合流

「しょうがない。勝手に来たから。呼んでないのに。でも、さすがだね。最後チェンジアップかな。いい対応するよね、やっぱり。1打席だけだったけど、内容的に違いを見せてくれているよね」

-競争の中でファームから推薦があったのか

「それは前からあるよ。野間、いいよと。でも今日は勝手にあいつが来ただけ。呼んでない。ハッハッハ」

-床田は今日、試合途中に悪天候で中止になった由宇で投げていた。

「特に意味はございません。周りの(他の投手の)イニング、投げる場所を与えたいから。そういう感じかな。トコとか森下、(大瀬良)大地とか、経験も実績もある人は自分の調整だから。あくまでシーズンを見据えての準備だから。別に1軍で投げなさいとかないし、それより自分が生で見たいピッチャーがいるし、最後の最後まで競争と言っているから。彼ら3人は間違いなく入るわけじゃん。それよりは野手もピッチャーも最後まで競争と。自分の目で見て。いろんな選手をね」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】新井監督、1軍合流野間は「勝手に来ただけ」1番二俣と5番秋山「あり得る」/一問一答