【阪神】ドラ1伊原陵人の自信…18日ヤクルト戦先発、開幕ローテ争いから一気に抜け出すぞ!
阪神ドラフト1位の伊原陵人投手(24=NTT西日本)が、初の“セ界戦先発”で開幕ローテをたぐり寄せる。新人左腕は18日のヤクルト戦(神宮)で先発予定。4月2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)の先発を新外国人のジョン・デュプランティエ投手(30=ドジャース3A)らと争っている。先発ラスト1枠争いは開幕までの残り10日間でヒートアップするが、その座を譲るつもりはない。
ルーキーの表情からは自信がのぞいだ。この日は2軍本拠地の日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎での投手指名練習で遠投、ブルペンでの立ち投げ、ダッシュなどを消化。「調整自体は先発で回ってるんで。何日前に投球して(試合に)入るのがいいか探しながらいろいろやってるところ」と表情を引き締めた。開幕までの登板は残り最大2試合。開幕ローテ入りへラストスパートをかける時がきた。
神宮球場は大商大時代、秋の明治神宮大会などで経験済み。「別に嫌なイメージはないんで。自分的にはそんなにめちゃくちゃ悪い投球した記憶もない」と前向きに捉える。前回11日の敵地西武戦は対外試合初先発で4回3安打0封。キャンプからの実戦は3試合7回無失点に伸ばした。藤川監督も「(ローテ入りへ)十分なところにいる」と期待は大きく、今回初めてセ・リーグ相手の先発を託された。
4・2の先発1枠を争うライバルも好調だ。助っ人右腕デュプランティエに加え、富田、及川の左腕2人がひしめく。だがツバメ封じでセ界もOKとなれば、一気に抜け出す可能性は十分ある。【伊東大介】