投内連係の練習をするドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース大谷翔平投手(30)は14日(日本時間15日)、投手、打者、走者の「三刀流」のメニューをこなした。まずは、投手陣の全体メニューに入り、キャッチボールと守備練習。その後、室内ケージで打撃練習をこなし、最後は屋外で下半身強化目的のサーキットトレで締めくくった。

前日は、疲労回復を優先して完全休養。ロバーツ監督は今後について「分からない」と話したものの、キャンプ中だけでなく、シーズン中も必要に応じて休養を挟みながらプレーすることになりそうだ。

練習前、取材に応じたフリードマン編成本部長は、今季の大谷の起用法について、あらためて球団の方向性を語った。「常に話し合いながらやっていく。彼の能力は信じられないくらいユニーク。彼がどう感じるか、体がどうなっているか。全員で随時、話し合っていく」。また「投手大谷」が復帰する5月前後までは、日程に余裕があることもあり、基本的に先発ローテーションを5人で回す方針も明かした。

同編成本部長は、二刀流復活とともに同じ試合で投手兼DHとして出場する「リアル二刀流」として起用する意向であることも明かした。「投手で復帰したら同じ試合で打って投げさせる計画はあるか」と問われ「ああ、それは間違いない」と答えた。

多種多様なメニューをこなす大谷は、一両日中にも23年以来となるブルペンでの投球を行う予定。投打ともに順調なペースとはいえ、細心の注意を払いながら慎重に仕上げていく方針は変わっていない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、投手&打者&走者「三刀流」メニューで調整 一両日中にブルペンでの投球も