ディアスが同点ゴールを決め、喜ぶビニシウス(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):マンチェスターC2-3Rマドリード>◇11日(日本時間12日)◇決勝トーナメント・プレーオフ第1戦◇マンチェスター

昨年のバロンドールを次点で逃したレアル・マドリード(スペイン)のブラジル代表FWビニシウス(24)が、因縁のマンチェスター・シティー(イングランド)に雪辱した。

エティハド・スタジアムには人気バンド、オアシスが2002年にリリースした名曲のタイトルを拝借した「STOP CRYING YOUR HEART OUT(もう泣き叫ぶのはやめろ)」の言葉に、トロフィーにキスをする受賞者ロドリの写真を組み合わせた巨大フラッグが掲出された。その風刺の標的となったビニシウスには、相手サポーターの行動がガソリンとなったようだ。

前半から果敢にゴールに向かうプレーがひときわ光った。そして1点リードされた後半41分、ブラヒム・ディアスのスルーパスを受けて右足シュート。マンチェスターCの守護神エデルソンがセーブしたが、そのこぼれ球から同点ゴールが生まれた。

さらに後半アディショナルタイム、相手のバックパスを果敢なアプローチで奪い取り、右足でループシュート。これが結果的にベリンガムの決勝点のアシストとなった。2ゴールに絡んでチームを逆転勝ちへと導いた。

マッチMVPに輝き、「相手のファンがああいうことをしてくれると、僕は力が湧いてくるし、それを素晴らしい結果にできた」と皮肉った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】ビニシウス、マンCサポの「もう泣き叫ぶのはやめろ」巨大フラッグに「力が湧いた」