【広島】内田湘大「暴れたい。みんなライバル」合同トレの沖縄で高卒3年目の"誠也超え"宣言
広島の高卒3年目内田湘大内野手(20)が12日、カブス鈴木と自主トレを行った沖縄で“誠也超え”を誓った。チームは前日11日に1次キャンプの宮崎から沖縄入りし、この日は休養日に充てられた。先月19日まで自主トレを行った地に、1軍キャンプメンバーとして初めて足を踏み入れた内田は「暴れたい。みんなライバルなので、みんなを意識して一番になれるように。元気だけは負けたくない」と鼻息荒い。
昨季最終戦で1軍デビューし、同日に初安打を記録した。今年1月、2年連続となる鈴木と合同トレでは、構え方を修正した。課題としたタイミングの取り方に改善が見られ、1次キャンプでの紅白戦では2試合で7打数3安打3打点。結果でもアピールした。新井監督も「いい形でしっかり振れている。オフから取り組んでることがいい方向に向かってると思います」と評価した。
内田にとっては春季キャンプ1軍スタートも初めてで、沖縄1軍キャンプも初だ。だが、内田にとっては開幕1軍が目標ではない。「誠也さんの3年目の記録を超すように約束した。結果を出して使ってもらえるように頑張りたい」。“神ってる”前年15年の鈴木をライバル視する。97試合で打率2割7分5厘、5本塁打、25打点、OPS・742。簡単に乗り越えられる壁ではないが、乗り越えるためには沖縄でのアピールは欠かせない。【前原淳】