柏・犬飼智也(2024年5月15日撮影)

柏レイソルの新主将に就任したDF犬飼智也(31)が、犬飼流でチームをけん引する。

柏は12日、柏市内で開幕戦のアビスパ福岡戦(15日、ベススタ)に調整。練習後に取材に応じた犬飼は、主将就任に「自分はスーパーな選手でもないし、むちゃくちゃリーダーでもないし、足りないところもたくさんある」と前置きをした上で「だからこそ、みんなのことを気づけるのは自分の主将としての強み」と話した。

プロになってからのチーム主将は初めてだ。出場機会に恵まれない時期や長期の負傷離脱も経験しており「いろんな立場でプロとしてやってきた自信はあるので、そこが自分のやれるところ」と、犬飼流の主将像を掲げた。

今季から就任したリカルド・ロドリゲス監督とは浦和レッズで監督と選手としてプレーしており、指揮官にとっても、犬飼の人柄、人望を熟知した上での主将指名だ。前主将のDF古賀太陽も「試合中のリーダーだった」と敬意を表する。

犬飼は「より責任感や覚悟は持っているし、太陽の後という大きいプレッシャーのある立場ですが、その分、太陽の負担を減らすことができる」とし「より自分を律して、やってきたことを自分らしく、背負いすぎず、やっていけたら」。

新指揮官が就任し、プレシーズンマッチは4戦20得点と攻撃サッカーが結果にも出ている。直近2シーズンは残留争いをしていたが、犬飼新主将は「レイソル、楽しみにしてください。自信あります」と頼もしかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】新主将の犬飼智也が自分流主将像掲げ、新チームに「楽しみにしてください。自信あります」