外野を歩く藤川監督(撮影・加藤哉)

阪神藤川球児監督(44)が恩師の教えをかみしめた。この日は、南海、ヤクルト、阪神、楽天監督などを歴任した野村克也さんの命日で、20年の同日に他界して5年。藤川監督は98年ドラフトでは阪神監督就任直後の野村さんから1位指名を受け、プロ生活をスタートさせた。

「本当に偉大な方ですね。野球人である前に、社会人であれと。そこを一番強く自分の中で取り入れながら(やってきた)。野村克也さんからいただいた人生訓なんで。18、19歳の時に教えていただいた」。代名詞の火の玉ストレートを手にする前のルーキー時を思い起こした。

この日のブルペンでは直接指導を解禁。村上、及川、木下に声をかけた。「選手たちがよくなるためには必要なことだったので、すごくいい機会だった」。火の玉指揮官は恩師の言葉を胸に新生阪神を作り上げていく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】藤川球児監督「野球人である前に社会人であれ…いただいた人生訓なんで」野村克也さん悼む