アスレチックスとマイナー契約の森井翔太郎、母の言葉に背中押され「本当に感謝しています」
アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎遊撃手兼投手(18)が11日、在学する東京・桐朋で会見に臨み、両親への感謝を口にした。
昨年7月の西東京大会では初戦で敗退。その時点では米大学への進学を選択肢に入れていたという。だが最終的にはメジャー挑戦を決断。母に背中を押されたという。「母に、『自分の生きたい人生を生きなさい』っていう風にずっと言われてて。自分が死ぬ時にこういう人生にできてよかったなっていう風な人生にしたいなっていうのが一番でした」と異例の挑戦に踏み切った。
両親に対しては「2人の存在がなかったら今の自分はここにいないと思ってるので、本当に感謝しています」と感謝を繰り返した。
森井は偏差値70の進学校に在籍しながら、投げては最速153キロ、打っては高校通算45本塁打をマーク。投打で活躍する「二刀流」として高校卒業後は米球界挑戦を決意し、米9球団の争奪戦の末にアスレチックスと契約した。25歳未満のためメジャー球団とはマイナー契約しか結べなかったが、契約総額176万500ドル(約2億7300万円)とNPBのドラフト1位選手を上回る好条件を得た。