FC東京時代の児玉剛(2021年3月)

J1名古屋グランパスは11日、昨季までFC東京に在籍し、1月12日に現役引退を発表していた37歳GK児玉剛を獲得したと発表した。

ほぼ1カ月後の電撃復帰に、X(旧ツイッター)では「引退撤回」がトレンド入り。「ダマさん引退撤回アツい」「引退撤回がトレンドに載ってて、どこのプロレスラーかラッパーか占い師だよ、と思ったらまさかのダマさん。これは良かった」などの投稿が相次いだ。

名古屋は、主将だった元オーストラリア代表のGKミッチェル・ランゲラック(36)が昨季限りで退団。新たな守護神候補として元日本代表GKシュミット・ダニエル(33)をベルギー1部ヘントから獲得していたが、キャンプ中の1月24日に右膝内側半月板を損傷。長期離脱していた。

世界では、ポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニー(34)が引退を撤回し、バルセロナに加入することが24年10月に発表されていた。正GKのマルク・アンドレ・テアシュテーゲン主将が右膝の膝蓋(しつがい)骨腱(けん)を断裂していた。

児玉は関西大から2010年に京都サンガ入り。愛媛FC、モンテディオ山形を渡り歩いて19年に東京入りしていた。

クラブを通じて次の通りコメントした。

「このたび、名古屋グランパスに加入することになりました児玉剛です。自分にまだ価値を見出してくれたこのクラブに感謝し、持てる力を全て注ぎ込む覚悟です。グランパスファミリーの皆さま、共に熱く、魂を込めた最高のシーズンにしましょう!よろしくお願いいたします」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【名古屋】引退した37歳GKを獲得 発表1カ月後の電撃復帰に「自分にまだ価値」