記者の質問に答えるヤクルト高津監督(撮影・河田真司)

ヤクルトは10日、衣笠剛球団会長が7日に死去したことを発表した。76歳。通夜は20日午後6時から、葬儀・告別式は21日午前9時30分から、ともに増上寺光摂殿(東京都港区芝公園4の7の35)で。

衣笠氏は愛媛県出身。日大経済学部を卒業後、71年4月にヤクルト本社に入社した。広告業務に15年以上携わり、11年6月から球団社長兼オーナー代行に就任。23年3月から現職だった。

行動力に優れ、1軍クラブハウスと2軍の戸田球場改修、室内練習場の新設を次々に決断。生え抜きが育つ環境を整備し、15年、21年、22年のリーグ優勝につなげた。球団事務所を新橋から神宮の徒歩圏内に移し、27年シーズンから2軍球場を茨城・守屋市に移転する基本協定締結を結んだ。

高津監督は「夏ぐらいから体調を崩されていて、そこから何度かショートメールでやりとりっていうのはあって。遠征先とかは、勝つと『ナイスゲーム』っていつもくれていて、それがなかなか連絡が途絶えてきてたっていうのは、非常に心配してました」と言い「勝って恩返しして、喜ぶ姿が見たい」と覇権奪回を誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】衣笠球団会長死去に高津監督「非常に心配してました」「勝って恩返し」覇権奪回誓う