紅白戦 1回裏白組1死一塁、佐藤輝は畠から右越え2点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<阪神紅白戦>◇9日◇沖縄・宜野座

阪神佐藤輝明内野手(25)が、宜野座に「嵐」を呼んだ。初回1死一塁、畠世周投手(30)の高めの球をしばいて右翼席に運んだ。

現役ドラフトで加入した畠は、佐藤輝にとって近大の先輩でもある。

注目対決は畠が力強い直球で押しまくり、佐藤輝がファウルで粘るという息をのむ時間が続いた。そのうち、晴れていた宜野座村の上空からスコールのような雨が落ちてきた。観客も退避を始めた瞬間に飛び出した衝撃弾。佐藤輝はバッターボックスからしばらく動かず、飛球を行方を見つめ、大歓声の中、ゆっくり走り出した。

ベース1周を終えると、雨はピタリとやんだ。背番号8の役者ぶりが際立つ、極上の演出だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】嵐も歓声も呼ぶ男! 佐藤輝明が近大の先輩でもある畠から衝撃の1発