【日本ハム】新庄監督が説く「準備の大切さ」細かな“采配”はシーズン中にも「逆もあるんすよ」
日本ハム新庄剛志監督(53)が4日、沖縄・国頭村での紅白戦を視察し、準備の大切さを語った。
この日は若手主体の一戦となり、今川優馬外野手(28)と、有薗直輝内野手(21)が本塁打を放った。新庄監督は「選手はもう監督が見に来てる時点でもうしっかりアピールをするっていう。ベンチ前でもね、しっかりタイミングをとってやってたし。そういうところ、僕全部見てるから」と、試合前の準備から目を光らせていた。
山崎福也投手(32)をDHで起用する方針には「やるからには真剣にやらないと。中途半端な気持ちでさせないし。準備だけはしとくよという」と話した。続けて「俺、準備大切にする人間だから。何に対しても。試合前に(選手へ)『スタメンでいくよ』という報告とかも(インスタグラムのDMで)2日前とかにしっかりするし」と準備を大事にする新庄監督らしさを見せた。
だが「その逆もあるんすよ」とレアケースも明かした。「試合のスタメンのオーダー(発表)で(スタメンかどうかが)わかるっていう。それまでしっかり『俺はスタメンだ』っていうのを全員に思わせて、準備させるのもたまにはあるし。みんなビジョンで『今日スタメンだ』っていう、シーズン中ありましたから、何も言わずに。なんでこのタイミングでそうするんだろうっていうのは、自分でもちょっとわからん」と、独特の感性を働かせる場面もあるとした。
細かい“采配”は試合前にも。試合前の打撃練習では、スタメンの選手から順にフリー打撃を行うのが一般的。新庄監督は「(打撃コーチの)八木さんにバッティング(の順番)バラバラにしてくださいって。大体バッティングの順番でスタメンってわかるから、それをバラバラにしてくれっていう時もありますし。で、最後まで言わないでくれっていうことをミーティングで言って、そういうこともしてるし」と、考え尽くしてシーズンを戦っていることを明かした。