オリベイレンセ19歳FW永田滉太朗、期待の若手として現地TV取材 カズとの秘話明かす
ポルトガル2部オリベイレンセのFW永田滉太朗(19)が、期待の若手としてポルトガルリーグの「Liga TV」の取材を受けた。永田は横浜FCユースから23年12月にオリベイレンセに加入。今季は15試合に出場し11試合で先発出場。主力として定着し始め、24年12月に初ゴール。今年1月にも今季2点目を決めた。
オリベイレンセは横浜FCを経営するONODERA GROUPが経営権を持ち、かつてはFWカズ(三浦知良)も所属していた。永田は試合に出られなかった時間が長かった時、カズの練習に取り組む姿勢を見て「学ぶことが多かった」と振り返っている。
永田の一問一答は以下の通り。
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-日本からポルトガルのオリベイレンセに来た理由は
永田「横浜FCとポルトガルのオリベイレンセがつながって、日本にいる若い選手が欧州で試合に出ることで、少しずつでも成長しながら自分みたいにこのチームの勝利に貢献するという循環が少しずつできてきているので、すごくこの仕組みはありがたいなと感じています」
-滉太朗が初めてオリベイレンセに加入した時、三浦知良選手がいたと思います。滉太朗にとって三浦知良選手はどのような存在ですか? 彼から影響を受けたことはありますか。
永田「カズさんは自分にとって小さい頃から自分のヒーローで、日本のレジェンドだし、そういう選手が18歳の自分のためにいろいろアドバイスをしてくれました。自分も1年目はうまくいかないことも多く、試合にも出られない、結果も出せないということが多かったんですけど、カズさんの練習に取り組む姿勢や楽しんでプレーするという所はすごく学びになったのでそういった学びが今の2年目に生きていると思います」。
-ポルトガル2部リーグでフィジカル的に適応するのに難しかったところ、初ゴールを決めた感想など教えてください。
永田「最初に一番びっくりしたのは周りの選手のフィジカルの高さで、アフリカの選手だったりもいましたけど、普段ならボールを奪われないようなところで足が出てきて取られたり、ボールを隠しながらうまく前に進んでいくことが難しかったです。ただ、それもだんだん慣れていくもので少しずつトラップの位置を工夫しながら、毎回の練習で1つ1つの自分のプレーにすごくこだわってやることで自分のプレーの質が変わってきたことを感じています。そういうのが今年は顕著に出ていると感じますけど、まだまだ自分はフィジカル的にも速く強くならないといけないです。今はポルトガル一部リーグでプレーするという目標があるので、そのためにも日々のトレーニングからもっと自分に厳しくスピードもフィジカルも突き詰めて、賢くてうまい選手になりたい。自分は身長が小さいので、他に何かひとつでも欠けていたらダメなので、身長以外のすべての面で勝てるようにやっていきたいです」。