ファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に参加し、ファンに手を振るドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、ファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に参加し、米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)へ言葉を贈った。

同氏は1月21日(同22日)、満票には1票及ばなかったものの、アジア出身選手としては初の殿堂入りを果たした。大谷は「インタビューとかも見させてもらいましたし。本当にうれしいというか、誇らしい。日本人と野球の先輩として誇らしいなっていうのが一番の感想かなというか。あとは、本当にやってきたことがそういう形で評価されてっていうのが本当に、後輩ですけど本当にうれしいなって気持ちですかね」と語った。

大谷はエンゼルス移籍直後の18年、イチロー氏を頼る場面があった。オープン戦で投手として2試合で9失点、打者としても32打数4安打の成績。NHK「大谷翔平とドジャース“世界一”の舞台裏」では、当時の大谷が「あんまり人に相談するの好きじゃなくて。普段あんまりコーチの人と話したりとかっていうのはしないんですけど、ましてやイチローさんに話を聞くなんていうのは、あってはならないというか。僕ぐらいの選手がいいのかなっていうのがあったんですけど」とちゅうちょしたがアドバイスを求めた。

続けて「技術的なこともすごい話をしたんですけど。その時に言われてすごい『ああっ』と思ったのは、自分の才能というか、やってきたこととか、自分の持ってるポテンシャルとか、そういうのをもっと信じた方がいいよっていう。自分が欲しかった言葉だったんじゃないかなとは思うので。最後ユンケルもらって帰ってきました」と話していた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、日米で野球殿堂入りのイチロー氏へ「やってきたことが評価されて本当にうれしい」