ロバーツ監督「ショウヘイは自立した強い人間になった」大谷翔平の「水原騒動」後の変化語る
NHKは1日、「メジャーリーガー大谷翔平2024特別編」を放送。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)やムーキー・ベッツ内野手(32)が、大谷翔平投手(30)の変化を語った。
大谷は3月の韓国での開幕戦直後、当時通訳だった水原一平被告の違法賭博問題が発覚。その後は自己ワーストの開幕から40打席本塁打なしと苦しみながら復調し、史上初の「50-50」を達成。ワールドチャンピオンに輝いた。
ロバーツ監督は「ショウヘイは以前より自立した強い人間になった。すべて自分でしなければならなくなったけど、それは彼にとってよいことだった。あまり誰かに頼りすぎると、それが成長を妨げることもある。以前は球場までの運転さえ、自分でしなかった時もあったが、自分で運転するようになり、予定表の受け取りなども自分でするようになった。それでようやく、翔平は本当の自分になれた」と語った。
ベッツは「事件の直後からチームは団結したんだ。彼はよく話しに来てくれるようになったし、もっと関わるようになった。彼が日々心地よく過ごし、最高のプレーができたのはそのことが大きかったと思う。渦中にいる時は最悪だったが、結果的には良かったと思う」と話した。
大谷は「6月くらいからチームに慣れた感覚でプレーしていました。自分を知ってもらう意味で、それなりの時間はかかると思う。時間がたてばお互いのこともよく分かるし、失った以上に支えてもらっている、サポートしてくれる人がたくさんいるのでありがたい」と感謝した。