臨時コーチで筑後キャンプに参加したズレータ氏(撮影・佐藤究)

“元助っ人塾”が開講だ!日本通算145本塁打をマークしたフリオ・ズレータ氏(49)、NPB通算43勝のリック・バンデンハーク氏(39)が1日、若鷹らを熱血指導した。ソフトバンクの筑後キャンプ(C組)に参加。キャンプ初日から熱のこもった指導を行った。

気温7度の室内練習場で、ズレータ氏の言葉は熱かった。身ぶり、手ぶりで、約20分間。ともに外国籍の育成選手でシモン、アルモンテに技術指導を含め、メンタルの重要性を説いた。現役時代、打席で意識していた「10打数で3本(の安打を)打てばいい。7回は失敗(凡退)することを、受け入れる準備をして打席に入っていた」と自らの経験談を引き合いに出し、助言を送り続けた。「野球はメンタルゲーム。メンタルが強くないといい成績を残すことはできないと思う」と語った。

バンデンハーク氏は外国人選手が日本で結果を残す秘訣(ひけつ)に「日本の文化に慣れること」と言う。ホークス在籍時に、愛妻と一緒に福岡の名所は訪れた。「いろんなところに行って(日本を)知る。環境にアジャストすることが大事」と力説した。

ズレータ氏は9日、バンデンハーク氏が4日までは筑後で指導にあたる。その後は宮崎(A組、B組)に移動し、チームに同行する。限られた期間で、経験と技術をチームに還元していくつもりだ。【佐藤究】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】ズレータ氏、バンデンハーク氏が初日から熱血指導「野球はメンタルゲーム」