【日本ハム】山崎福也、新庄監督の指示で名護キャンプでも打撃練習 投手で“エスコン1号”狙う
春季キャンプもバッティングやります。日本ハム山崎福也投手(32)が23日、札幌市内のトークショー前に取材対応し、秋季キャンプで取り組んだ打撃練習を2月からの名護キャンプでも続ける意向を明かした。新庄監督からは名護でも続けるという指示がコーチ経由で伝えられており、自前の道具も準備した。昨季、交流戦や球宴でも輝きを放った打撃を本格的に磨き、投手での“エスコン1号”を狙う。
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沖縄でもかっ飛ばす。山崎はエスコンフィールドでの秋季キャンプで、新庄監督からの指示を受けフリー打撃に参加。柵越えも1本放った。「秋季キャンプのときに、名護でもやるという監督の指示をコーチつてに聞いています。引き続きなので、1月に入って軽く振っておこうかなと思います」とイメージした。
日大三3年時のセンバツで、甲子園の1大会最多タイ記録となる13安打放った実績を持つ。今季の名護キャンプは、新庄監督から「打撃練習も入れてたんだけど」と言われたが、移籍1年目だったため「大丈夫です」と遠慮した経緯があった。その裏で、実は投手用のバットを振って下半身を強化する取り組みだけは、していた。今回は、自前のバットや打撃用手袋も注文し「もう家にあります」と目を輝かせた。
打撃練習のテーマも明確に設定している。「まっすぐをしっかり打ち返したい。そこをどういう風に打っていこうかと。結構、変化球をポーンって当ててる感じのバッティングなので。しっかりとまっすぐを打ち返せるように」。5月30日の阪神戦で先制適時打、7月23日の球宴でも「2番投手兼DH」で出場し1安打放っているが、さらなる高みを見据える。
この日のトークショーでは清宮幸から「トップをつくるタイミングをちょっと遅くしたらいいのでは」と、自身が覚醒したマルティネスの助言を伝授された。山崎は「エスコンでホームランを打ちたいですね。キャンプ中に幸太郎に、たくさん聞きながら取り組みたい」。既に4季連続安打を記録している“好打者”が、来季はプロ1号を狙いにいく。【永野高輔】