ベンチ前で先制点を喜ぶFW高松大樹(右から2人目)ら(撮影・菊川光一)

<大分30周年記念メモリアルマッチ:石崎トリニータ6-6皇甫トリニータ>◇22日◇レゾナックドーム大分

J2大分トリニータのレジェンドがファン約7000人に元気と勇気を届けた。在籍歴のある約50人が2チームに分かれて、30分ハーフで対決した。

浦和レッズGK西川周作(38)、元日本代表FW高松大樹(43=大分市議)、ヴィッセル神戸の吉田孝行監督(47)らがハッスルプレーで、会場を盛り上げた。試合を終え、吉田監督は「帰って来られてうれしい。サポーターとの再会を楽しみにしていました」と笑顔。西川は「来季J1に上がって、戦えることを楽しみにしています。38歳になりましたが、まだ西川は頑張ります」と古巣にエールを送った。

前半、元大分指揮官の石崎信弘監督(66)率いる「石崎トリニータ」が先制した。だが、選手がベンチ前で歓喜の輪を作っている間に、皇甫官監督(59)率いる「皇甫トリニータ」がカウンターから同点にする珍プレーがさく裂。GK西川はファインプレーで決定機を何度も阻止し、同28分に交代で入った現大分の片野坂知宏監督(53)がシュートを空振りするなどで、爆笑の渦に包まれた。前半は2-2で折り返した。

後半は「石崎トリニータ」が2点を勝ち越し。だが、フィールドプレーヤーとなった西川が左足でPKを決め1点差。その後も“PK3本勝負”(1本目はゴールポスト直撃、2本目はクロスバー直撃、3本目で成功)あり、反則の至近距離PKなどで、劇的な展開のドロー決着となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【大分】創設30周年メモリアルマッチ 片野坂知宏監督シュート空振りプレーなど爆笑劇的ドロー