レアル・ソシエダード久保建英(2024年撮影)

<スペインリーグ:セルタ2-0Rソシエダード>◇21日◇第18節◇エスタディオ・デ・バライードス

リーグ戦7試合ぶりのベンチスタートとなったレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)に対して、クラブの地元紙は「相手をまったく抜き去れなかった」とセルタDFとのマッチアップに勝てなかったことを強調した。

Rソシエダードは21日にアウェーで行われたスペインリーグ第18節でセルタと対戦するも、相手に圧倒されて0-2の完敗を喫した。予想外のベンチスタートとなった久保は後半19分にオヤルサバルとの交代で途中出場。定位置と逆の左サイドでプレーするも、ドリブル突破を許してもらえず、2試合連続でイエローカードをもらい、プレーの精度を欠いて望むようなプレーができないまま試合を終えた。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について、「左サイドで味方との連係を断たれ、相手をまったく抜き去れなかった」と評しつつ、出場時間が短かったため採点なしとなった。

全体的に低い評価となる中、チームトップはレミーロとスベルディアで3点(最高5点)。続いて、アランブル、セルヒオ・ゴメス、ジョン・マルティン、オスカルソンが2点、パチェコ、アイエン・ムニョス、トゥリエンテス、スチッチ、ブライス・メンデス、バレネチェア、オヤルサバル、ベッカーが1点。パブロ・マリンは久保同じように採点がつかなかった。

Rソシエダードのスペインリーグ成績は18試合7勝4分け7敗の勝ち点25で7位。久保の成績は18試合(先発13試合)、1194分出場、3得点0アシストとなっている。

24年最終戦を終えたRソシエダードはこの後、つかの間のクリスマス休暇を取り、5日にアウェーで開催される3部ポンフェラディーナとの国王杯3回戦で新年をスタートする。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 久保建英「相手をまったく抜き去れなかった」と地元紙寸評 リーグ7試合ぶりベンチスタート