契約更改を終えた才木は会見に臨む(撮影・上田博志)

阪神才木浩人投手(26)が20日、契約更改の席で将来的なメジャーリーグ挑戦の希望を球団側に伝えた。球団で過去にポスティングを容認した例は3度ある。

初のポスティングシステムでの移籍は06年オフの井川慶氏(45)だ。

「世界最高峰の選手が集まるメジャーで投げてみたい」

20勝でリーグ優勝に貢献した03年オフに大リーグ挑戦を希望し、球団側は拒否の姿勢だったが、代理人を通じて数十度にわたる交渉を継続。06年11月に容認され、争奪戦の末、ヤンキースが2600万194ドル(当時のレートで約30億円)で落札した。

2例目は井川から約16年後となる22年オフの藤浪晋太郎投手(30=メッツFA)だ。

「年齢的にも20代後半。若いうちに挑戦したい」

21年の契約更改の席でメジャー挑戦の希望を球団に伝え、そこから複数回の話し合い。22年9月末、ポスティングによるメジャー移籍を目指すことを表明し、10月半ばに容認された。23年1月、譲渡金65万ドル(当時のレートで約8800万円)でアスレチックスに移籍した。

3例目は今オフの青柳晃洋投手(31)。交渉期限は日本時間で1月18日午前7時までとなっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】過去にポスティングを容認した例は? 才木浩人が将来的なメジャー挑戦希望伝える