現役ドラフトでオリックスから広島に移籍、入団会見をする山足(撮影・加藤孝規)

オリックスから現役ドラフトで広島に移籍した山足達也内野手(31)が21日、マツダスタジアム内で入団会見を行った。

真っ赤なネクタイを巻いて登場。「ラオウさん(オリックス杉本)にもらって。絶対言ってと言われたのでこれ書いてください。本人喜ぶんで」。遠征先などで食事をともにするなどお世話になった先輩からのはなむけを笑いに昇華させた。

大阪府出身の山足は、大阪桐蔭から立命大、ホンダ鈴鹿をへて、17年ドラフト8位でオリックスに入団した。初めて関西圏ではない地で勝負することとなった。「環境も新しくなるので、やってやろうという気持ちが強い。来年、何とかいい1年になるように頑張っていきたい」。広島内野手陣は菊池と矢野の二遊間に侍ジャパンの小園がいる。ドラフトで獲得した新人ら若手もいる。「ライバルではありますが、自分ができる精いっぱいのプレーでまずは信頼を勝ち取ること。山足のところにいったらアウトにしてくれるなと思ってもらえたら」。堅実な守備とスピード感あるプレーに加え、昨季までの3連覇や低迷期を味わった経験も武器のひとつ。広島では現役ドラフトで初めて野手の獲得となった山足が、チームに新風を吹かせる。【前原淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】山足達也が赤ネクタイでつかみはOK「やってやろうという気持ちが強い」内野陣に挑戦状