中日福谷浩司(2024年8月23日撮影)

日本ハムが国内FA権を行使した中日・福谷浩司投手(33)の獲得に乗り出すことが18日までに、分かった。

既に獲得調査を進めているヤクルト、残留の可能性がある中日との争奪戦になるもよう。今オフ、復帰オファーを出していた上沢のソフトバンク入りが決まっており、通算278登板と経験豊富で、今季先発で4試合に登板し3勝を挙げたベテラン右腕に、白羽の矢を立てた。

福谷は先発だけでなく、9月29日広島戦では、4回から2イニング無失点と好救援しホールドを挙げるなど、回またぎのリリーフにも対応できる。新庄監督は複数イニング救援できる投手を重宝しており、現役ドラフトで鈴木、田中瑛の両右腕が移籍した中、獲得が決まれば、貴重な補強になりそうだ。今季年俸2000万円で人的、金銭ともに補償不要なCランクとみられる。

◆福谷浩司(ふくたに・こうじ)1991年(平3)1月9日、愛知県知多市生まれ。県内有数の進学校・横須賀で4番エース。3年夏の東愛知大会は初戦敗退。AO(自己推薦)入試で慶大理工学部に進学すると、1年秋に東京6大学リーグ初出場。3年春は抑えで12試合に登板し、0・59で最優秀防御率。12年ドラフト1位で中日入団。2年目の14年9月21日阪神戦(甲子園)で初勝利。同年は自己最多72試合に登板し、11セーブ32ホールド、防御率1・81の好成績を残した。通算278登板で27勝33敗、54ホールド、38セーブ。防御率4・04。183センチ、93キロ。右投げ右打ち。今季年俸2000万円(推定)。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】FA中日福谷浩司獲り参戦 先発&救援可能で白羽の矢 AO入試で慶大入りインテリ右腕