清宮とともにトークショーに出演した日本ハム水谷(右)(撮影・永野高輔)

元タカ組でともに爆発し、日本一を引き寄せる。日本ハム水谷瞬外野手(23)が11日、帯広市内で行われたトークショーに出演。9日の現役ドラフトでは、昨季までチームメートで、同学年のソフトバンク吉田賢吾捕手(23)の加入が決まった。同じ右の長距離砲として、そろってのスタメン出場をイメージ。チームに溶け込むための“橋渡し役”も買って出る。

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水谷が同世代の新たな仲間の加入を、カンフル剤にする。同じソフトバンクから2年連続で現役ドラフトで加入。「(吉田と)一緒に試合出て、今年もソフトバンクは、と思ってもらえるような活躍を彼にもしてもらって。なおかつ僕は、さらにその上を行くような活躍をしていけたら」と、自らを鼓舞した。

吉田とは同学年で、9日の現役ドラフトの2日前、渡辺陸の結婚式で再会。その後、一緒に食事をしたばかりだった。「現役ドラフトに出されるとも思わなかったですし、まさかファイターズにくるとは思いませんでした」。加入決定後、ラインを送ると吉田から電話が入り「どこに住めばいいかとか…北海道があって鎌ケ谷があってとか。球団としての流れの話をしました」と状況によっての生活場所なども、教えた。

来季は力を合わせ、元タカ組のポテンシャルの高さを披露していく。そのために「知ってる人がいるといないじゃ全然違う。彼が溶け込みやすいように。僕は去年、松岡君が一緒の現役ドラフトで、助けてもらった。来年は自分がそういうことをやってあげられたら」と橋渡し役も思い描いた。性格については「真面目かな。中身は結構砕けた感じ…でもキャッチャーなので、ちょっと頭がいい」と印象を口にした。

ポジションは吉田はソフトバンクでは本職の捕手の他に一塁を守ってきた。現時点で守備位置が重なることはないが、1人加入すれば競争は、おのずと激しくなる。「いいバッターですし、しっかりと率を残せるタイプ。(吉田が入って)内野の人が外野に来るとか、もあると思う。そこは自分も安泰は、していない」。さらに気を引き締め、“2年目のジンクス”を打ち破っていく。【永野高輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】水谷瞬が吉田賢吾の“橋渡し役”に「僕は松岡君に助けてもらった」現役ドラフト加入