契約更改を終え、会見する広島森下(撮影・加藤孝規)

広島森下暢仁投手(27)が11日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、3500万円増の1億6500万円で更改した。「誇れる数字もなかったので。チームになかなか貢献度的には、中途半端だった」。今季、6月25日ヤクルト戦で100球未満での完封勝利「マダックス」を達成するなど、8月まで自己最多タイの2桁10勝を挙げた。だが、優勝争いが本格化した8月27日の中日戦から1勝もできず、6連敗でシーズンを終えた。結果的に23試合登板で10勝10敗、防御率2・55だった。

自身もチームの悪い流れを断ち切ることができず、4位まで転落した。入団から5年で4度のBクラスという事実に「もうローテーションを守るのは当たり前だと思っている。先発として誰かが一人でも突き抜けないと、チームの優勝というのは難しいと思うので、キャリアハイを目指して先頭に立ってやっていきたいなと思います」と自覚を口にした。

開幕投手にも意欲を示しつつ「シーズンでいい成績を残せたら。チームにどれだけ貢献するかを考えています」と続ける。まずはキャリアハイの成績を残すことしか考えていない。その先にチームの優勝も、今年も交渉で伝えたメジャー挑戦も見えてくると信じている。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】森下暢仁、3500万円増も「貢献度的には中途半端」来季は「キャリアハイを目指す」