石川柊太(2024年11月撮影)

ロッテは11日、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)の入団が決まったと発表した。

宣言残留を認めるソフトバンクに加え、巨人、オリックス、ヤクルトが獲得に乗り出していたが、5球団の争奪戦を制した。

ロッテは19年にも楽天からFA権を行使した美馬学投手を、楽天、巨人、ヤクルトとの4球団の争奪戦を制して獲得。同年にソフトバンクからFAになった福田秀平内野手もソフトバンク、ヤクルト、中日、西武、楽天と6球団の争奪戦の末に加入した。

美馬の4球団、福田の6球団に続き、今回は5球団が獲得に乗り出す中、FA争奪戦で「3勝目」となった。

19年の美馬は、入団会見で「(球団側の)熱い思いが一番の決め手。気持ちが一番伝わった」と説明。福田は条件面で上回る球団もある中でロッテを選び「悩んだ時期あったが、今日この日を迎えられてほっとしている。僕自身、覚悟して来た」と話していた。

石川に対しては、11月30日の交渉に吉井監督が直接出馬し、熱意を伝えた。今季は7勝2敗、防御率2・56の成績だったが、ZOZOマリンに限っては3試合に登板して、計12回を投げ7安打無失点。幕張の風を味方につけて無双状態となっていた石川は、本拠地との相性も抜群。ローテーション入りはほぼ確実で、メジャー移籍する佐々木朗希投手(23)の穴を埋める活躍が期待される。

球団を通じ「リーグ優勝、日本一を達成し、吉井監督を胴上げし、ファンの皆さまに喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」とコメントした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ロッテ5球団争奪戦制し石川柊太獲得 19年美馬学4球団、福田秀平6球団に続くFA勝利の背景