契約更改を終えたヤクルト高梨

ヤクルト高梨裕稔投手(33)が9日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円ダウンの年俸3000万円でサインした。11年目の今季は22年8月24日の広島戦(神宮)以来、2年ぶりの勝利をマーク。後半戦から1軍で先発のチャンスを得て、8試合に登板、1勝4敗、防御率は4・14だった。「『もっと出来ると思う』っていうことは言ってもらったので、その期待にしっかり応えられるように、このオフからやっていきたい」と話した。

色紙に「勝」と来季目標を記した。「もちろんチームの勝ちというところは大前提にある中で、個人としても今年2年ぶりに勝ちましたけど、1勝じゃ全然満足いく結果ではないですし、本当に勝ちに貪欲に投げていければという思いを込めて。1軍でしっかりチームを勝たせられるように、そして自分も勝てるように、貪欲に、勝ちに貪欲にやっていきたい」とうなずいた。

昨オフは揚げ物断ちで、肉体改造に努めた。「シーズン中もそうでしたけど、常にほぼ出てこないので揚げ物とか、たま~にちょっとご褒美でみたいな、感じで、オフもほとんど、今のところ出ていないので、継続してやっていければと思います」。その効果もあってか、平均球速は2キロほど上がった。「今年と同じくらい上げていければ。147、148くらいの平均球速には持っていきたいかなと思います」と先を見据えた。(金額は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】高梨裕稔が500万円減の3000万円サイン「1勝じゃ全然満足いく結果ではない」