室内練習場で体を動かす日本ハム北浦(撮影・永野高輔)

2人の左腕が雪辱のシーズンに向け覚悟を決めた。21年最優秀中継ぎ投手の日本ハム堀瑞輝投手(26)は16日、千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加。今オフも19年から実施している宮西尚生投手(39)との合同自主トレ参加を志願し、10試合登板0ホールドに終わった今季からの巻き返しを期す。またこの日、育成契約を結んだ北浦竜次投手(24)は、“バイソン”と呼ばれる屈強な下半身を生かし、早期での支配下復帰を誓った。

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悔しさをバネにはい上がる。育成契約となった北浦は「死ぬ気で上がるしかない。球団の方に『見ていてください』とは伝えている」。今季は先発、中継ぎ両面で調整を続けたが、来季は「中継ぎでしっかり」とビジョンを固めた。

開幕1軍入りを果たし、4月に2勝を挙げた今季だが、好調は続かなかった。5月7日の2軍降格以降、1軍登板なし。反省を踏まえ、長く状態を維持できるように体の使い方を変える。「僕は上半身投げ。侍ジャパンの(巨人)井上投手のように下(半身)を使えるようなイメージで投げていきたい」。現在行われているプレミア12の13日オーストラリア戦で好投した同じ左腕を参考に、愛称“バイゾン”の元になった極太ももを最大限生かす動きを突き詰める。

昨年末に結婚した夫人は「ショック受けてましたけど決めた時にはしっかり背中を押してくれた」。1日でも早く支配下を勝ち取り、愛する家族を喜ばせる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】“バイソン”北浦竜次が早期での支配下復帰誓う「死ぬ気で上がるしかない」