腕をやや横にしてボールを投げる日本ハム堀(撮影・永野高輔)

2人の左腕が雪辱のシーズンに向け覚悟を決めた。21年最優秀中継ぎ投手の日本ハム堀瑞輝投手(26)は16日、千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加。今オフも19年から実施している宮西尚生投手(39)との合同自主トレ参加を志願し、10試合登板0ホールドに終わった今季からの巻き返しを期す。またこの日、育成契約を結んだ北浦竜次投手(24)は、“バイソン”と呼ばれる屈強な下半身を生かし、早期での支配下復帰を誓った。

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過酷な“宮西塾”入りで、タイトルホルダーとしての自信を取り戻す。堀は19年にハワイで宮西の自主トレに参加して以降、継続してきており「また行きたい。次、札幌行った時にお願いしようかな」と話した。 前人未到の400ホールドを達成した鉄人のトレーニングは、走り込みも多く、じゃんけんで負けると何度もダッシュを繰り返さなければならない罰ゲームも盛り込まれる。ハードな練習だが「あれがあるからキャンプが楽に過ごせる。耐えます」と意気込んだ。

22年に痛めた左肩も良くなってきており、この日は横手投げなど、通常とは違う角度から遠投し、状態をチェックした。「高校時代から遊び感覚でやっていた。肩の痛みがなくなってきて、いろんなところから投げられる。状態いいなと思いながらやってました」。復調した肩と鍛え抜いた肉体で、復活を遂げる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】堀瑞輝「キャンプが楽に過ごせる」過酷な“宮西塾”入りで巻き返し期す